学生の頃、青森県のとある岸壁から海面を見下ろしていたら、稚魚のようなものが大量に漂っていて、よく見たらそれが全部ヤムシでした。
すげ〜っと思いました。
実習か何かで海でプランクトンネットを曳いて、そこにもヤムシが入っていたこともありました。
あ、あいつおる。
別の目的があって、海から石をバケツで持ち帰ったら、そのバケツになぜかヤムシが入っていたことがありました。
これは、バケツの底にいたので驚きました。
「プランクトンちゃうやん、ベントスやん」
海の底にいるタイプは「イソヤムシ」というそうです。
かなり心惹かれました。
こんなことで、数少ない出会いではありますが、何とかく気になるままのヤムシでした。
これまでは偶然の出会いでしたが、自分からヤムシを探してみたいと思いました。
いや、実はずっとそう思っていたのです。
ただ、私はのんびりやで、ゆっくりでいいんです。
光陰矢の如し!
ヤムシは矢の虫。
矢は速い!
ヤムシの如く!
ということで、
びっくりするくらいゆっくりと、
ヤムシと向き合う企画です。